縫合不全 特に消化器

外科手術の縫合不全(吻合不全)は一定の頻度で生じ、手術時の不完全な縫合、基礎疾患、患者の体質等、様々な要因で生じ、不可避的な場合もあります。消化器手術における縫合不全は、腹膜炎や敗血症を発症し、致死的となりますから、医師は、縫合不全を生じないよう、最善の注意を払い、不幸にして生じた場合は、速やかに発見し、有効な治療を行います。

縫合不全は、一般には、手術部位を縫合している糸の張力が弱まる術後5日目頃から10日目頃までの間に発生することが多いのですが、術後3、4日内に発生する場合もあり、そのような場合は、手術時の縫合が不完全(手技上の過失)であった可能性があります。

大腸がん切除等、大腸の手術における縫合不全の頻度は数%とかなり高く、発生すると致死的であるため、重要です。私個人でも、大腸手術時の縫合不全のご相談を数回受けており、和解又は訴訟しています。

縫合不全事案のポイントは、手技の誤り、縫合不全発見のための術後すぐの検査、発見の遅れ、ドレーン留置等の治療の適切さです。

医療事故の基礎知識

PAGE
TOP